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7:…426/02/19(木)09:06:16 No.1403414171そうだねx13
一寸みゃこ先
むかしむかしあるところにおばあさんとおばあさんが住んでいました。
二人には子供がいなかったので、おばあさんたちは女神様にお願いをしました。
「女神様…どうか私達に子供を授けてくださぃ…どんなに小さい子供でもかまいません…はぃ…」
すると本当に小さな子供が生まれたのでした。
ちょうどおばあさんの親指くらいの大きさの女の子です。二人はさっそく一寸みゃこ先という名前をつけました。
「ってそこはおやゆび姫じゃないんかい!」
「みゃこ先輩、嫌な相手と結婚させられそうになったら逃げるより暴れるっしょ?」「むぅ…それは確かに…」
小さく生まれたみゃこ先輩は、二人が大事に育ててもまったく大きくなりませんでした。そんなある日、みゃこ先は二人に言いました。
「二人とも、今までよく面倒を見てくれた。頼り切りなのも悪いし、都に出て仕事を探そうと思う。最後に旅の支度を手伝ってほしい」
(みやこだけに都に…って思ったのは私だけなんでしょうか…)
大人しい方のおばあさんは一番硬い色鉛筆を尖らせてみゃこ先輩サイズの槍を作ってくれました。
ギャルっぽい方のおばあさんは予備のコンパクトのふたを取って小舟にしてくれました。
むかしむかしあるところにおばあさんとおばあさんが住んでいました。
二人には子供がいなかったので、おばあさんたちは女神様にお願いをしました。
「女神様…どうか私達に子供を授けてくださぃ…どんなに小さい子供でもかまいません…はぃ…」
すると本当に小さな子供が生まれたのでした。
ちょうどおばあさんの親指くらいの大きさの女の子です。二人はさっそく一寸みゃこ先という名前をつけました。
「ってそこはおやゆび姫じゃないんかい!」
「みゃこ先輩、嫌な相手と結婚させられそうになったら逃げるより暴れるっしょ?」「むぅ…それは確かに…」
小さく生まれたみゃこ先輩は、二人が大事に育ててもまったく大きくなりませんでした。そんなある日、みゃこ先は二人に言いました。
「二人とも、今までよく面倒を見てくれた。頼り切りなのも悪いし、都に出て仕事を探そうと思う。最後に旅の支度を手伝ってほしい」
(みやこだけに都に…って思ったのは私だけなんでしょうか…)
大人しい方のおばあさんは一番硬い色鉛筆を尖らせてみゃこ先輩サイズの槍を作ってくれました。
ギャルっぽい方のおばあさんは予備のコンパクトのふたを取って小舟にしてくれました。
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8:…526/02/19(木)09:06:30 No.1403414201そうだねx12
「がんばってください…はぃ…」
「ま、なるようにしかならないっしょ!」
「恩に切る。じゃあ行ってくる!」
二人と別れた一寸みゃこ先は都に向かって川を流されて行きました。
ふたを取ったコンパクトはちょっと浅くてよく揺れましたが、色鉛筆を川にさしてバランスを取りました。
ぷかぷか、ちゃぷちゃぷ、何度かひっくり返りそうになりながらも、都まで着くことができました。見えた中で一番大きなお屋敷に入って人を呼びます。
「すみませーん!」「はーい!」
ボーイッシュデカパイが出てきました。きょろきょろと辺りを見回すと
「ってあれ?誰もいないや…イタズラだったのかな」
と帰ろうとしたので「おーい!こっちだ!下だ!」とぴょこぴょこ跳ねながら叫んでなんとか見つけてもらえました。どうやらデカパイに隠れたせいで見えなかったようでした。
「こんな小さい人がいるんだ…」みゃこ先は小さいって言うな!と言いたくなりましたが今は本当に小さいのでぐっと我慢しました。
それからなんやかんやあってみゃこ先輩はお屋敷で働かせてもらうことになりました。
ある日、お屋敷の娘さんがお使いをするそうなので、お供にみゃこ先を連れて行くことになりました。
「ま、なるようにしかならないっしょ!」
「恩に切る。じゃあ行ってくる!」
二人と別れた一寸みゃこ先は都に向かって川を流されて行きました。
ふたを取ったコンパクトはちょっと浅くてよく揺れましたが、色鉛筆を川にさしてバランスを取りました。
ぷかぷか、ちゃぷちゃぷ、何度かひっくり返りそうになりながらも、都まで着くことができました。見えた中で一番大きなお屋敷に入って人を呼びます。
「すみませーん!」「はーい!」
ボーイッシュデカパイが出てきました。きょろきょろと辺りを見回すと
「ってあれ?誰もいないや…イタズラだったのかな」
と帰ろうとしたので「おーい!こっちだ!下だ!」とぴょこぴょこ跳ねながら叫んでなんとか見つけてもらえました。どうやらデカパイに隠れたせいで見えなかったようでした。
「こんな小さい人がいるんだ…」みゃこ先は小さいって言うな!と言いたくなりましたが今は本当に小さいのでぐっと我慢しました。
それからなんやかんやあってみゃこ先輩はお屋敷で働かせてもらうことになりました。
ある日、お屋敷の娘さんがお使いをするそうなので、お供にみゃこ先を連れて行くことになりました。
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9:…626/02/19(木)09:06:45 No.1403414236そうだねx12
「というわけでみゃーこ先輩!お使いのお供よろ!」
「お供するのはいいんだけど、衣美里の場合どっかに置き去りにされたりしそうなんだよな…」
そんな不安も外れ、順調だったお使いでしたが、帰り道に鬼が現れました。
「いい年頃の女の子がいるわね…もしよければみかづき荘に住まない?」
そういって娘さんを自分の家の子にしようとしたので、肩からみゃこ先が飛び出しました。
「おい!未成年者略取は犯罪だ!」
「親御さんの同意も後から取るから合法よ…!フフ…あなたも小さいわね…私の中のジメジメした部屋に住まない?」
「アタシは一個下だぞ!?」
鬼が逃げ回るみゃこ先をひょいとつまんで一呑みにしている間に、どうやら娘さんは逃げられたようでした。
それは良かったのですが呑み込まれたみゃこ先の方は鬼のおなかから出なくてはいけません。
「梨花の言った通りだな…理不尽を押し付けられたアタシは…暴れる!」
色鉛筆の槍を振り回して鬼のおなかを刺してまわりました。
「ぐうっ!!!」
あまりのおなかの痛さに鬼はたまらずみゃこ先輩を吐き出し、お腹痛いビーイングに連れて行かれてしまいました。
鬼のいなくなった後には小さな木槌が落ちていました。
「お供するのはいいんだけど、衣美里の場合どっかに置き去りにされたりしそうなんだよな…」
そんな不安も外れ、順調だったお使いでしたが、帰り道に鬼が現れました。
「いい年頃の女の子がいるわね…もしよければみかづき荘に住まない?」
そういって娘さんを自分の家の子にしようとしたので、肩からみゃこ先が飛び出しました。
「おい!未成年者略取は犯罪だ!」
「親御さんの同意も後から取るから合法よ…!フフ…あなたも小さいわね…私の中のジメジメした部屋に住まない?」
「アタシは一個下だぞ!?」
鬼が逃げ回るみゃこ先をひょいとつまんで一呑みにしている間に、どうやら娘さんは逃げられたようでした。
それは良かったのですが呑み込まれたみゃこ先の方は鬼のおなかから出なくてはいけません。
「梨花の言った通りだな…理不尽を押し付けられたアタシは…暴れる!」
色鉛筆の槍を振り回して鬼のおなかを刺してまわりました。
「ぐうっ!!!」
あまりのおなかの痛さに鬼はたまらずみゃこ先輩を吐き出し、お腹痛いビーイングに連れて行かれてしまいました。
鬼のいなくなった後には小さな木槌が落ちていました。
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10:…726/02/19(木)09:06:56 No.1403414258そうだねx13
「むぅ…鬼が落とした木槌か…持ち帰りたいがこの体じゃこれは持てん…」とみゃこ先が思っていると、先ほど逃げた娘さんが戻ってきました。
「あ、みゃーこ先輩勝ってる!すごっ!」
「どうだ衣美里!尊敬してもいいぞ!」
「はい!はい!そんけー!そんけー!ところでこの落ちてるやつ、打ち出の小槌的なあれじゃね?欲しいものがなんでも出せるやつ」
「おい!もうちょっと真面目に…って本当か!?じゃあアタシを大きくしてくれ!」
「あーしに任せんしゃい!みゃーこ先輩の背出てこーい!みゃーこ先輩の背出てこーい!」
娘さんがそう言いながら小槌を振ると、一寸みゃこ先はぐんぐんと大きくなり…娘さんよりちょっと小さいくらいの大きさになりました。
「おお…元通りくらいの大きさだ…衣美里、まだ大きくできないか?」
「えー?このくらいがちょうどいいんじゃん?」
そう言って小槌を絶対に渡しませんでした。
その後、人並みの大きさ…とは行きませんでしたがもう一寸ではなくなったみゃこ先輩は身の丈以上に働き、家族みんなで末長く幸せに過ごしましたとさ。
めでたしめでたし
「めでたくなーい!もっと大きくしろー!衣美里ー!」
「だーめ♡」
おしまい
「あ、みゃーこ先輩勝ってる!すごっ!」
「どうだ衣美里!尊敬してもいいぞ!」
「はい!はい!そんけー!そんけー!ところでこの落ちてるやつ、打ち出の小槌的なあれじゃね?欲しいものがなんでも出せるやつ」
「おい!もうちょっと真面目に…って本当か!?じゃあアタシを大きくしてくれ!」
「あーしに任せんしゃい!みゃーこ先輩の背出てこーい!みゃーこ先輩の背出てこーい!」
娘さんがそう言いながら小槌を振ると、一寸みゃこ先はぐんぐんと大きくなり…娘さんよりちょっと小さいくらいの大きさになりました。
「おお…元通りくらいの大きさだ…衣美里、まだ大きくできないか?」
「えー?このくらいがちょうどいいんじゃん?」
そう言って小槌を絶対に渡しませんでした。
その後、人並みの大きさ…とは行きませんでしたがもう一寸ではなくなったみゃこ先輩は身の丈以上に働き、家族みんなで末長く幸せに過ごしましたとさ。
めでたしめでたし
「めでたくなーい!もっと大きくしろー!衣美里ー!」
「だーめ♡」
おしまい
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11:…826/02/19(木)09:09:07 No.1403414544+
え…なにこれ
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14:…1126/02/19(木)09:09:54 No.1403414634そうだねx4
子どもにも聞かせられるお伽話なの~
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17:…1426/02/19(木)09:15:31 No.1403415425そうだねx1
>子どもにも聞かせられるお伽話なの~
鬼が出てくるあたりはどうかな…
鬼が出てくるあたりはどうかな…
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18:…1526/02/19(木)09:23:35 No.1403416538そうだねx1
あ、すごくすごく長い書き込みをしてくれている人がいるよ
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16:…1326/02/19(木)09:12:20 No.1403414978+
朝からゴキゲンな怪文書なの
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12:…926/02/19(木)09:09:36 No.1403414599+
新作昔話なの
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34:…3126/02/19(木)10:32:18 No.1403426599+
>一寸みゃこ先
これ今年のマジハロ枠?
これ今年のマジハロ枠?
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41:…3826/02/19(木)10:57:14 No.1403430455そうだねx3
ここでしか通じないネタなさそうだなって思ってたらお腹痛いビーイングが唐突に現れた
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29:…2626/02/19(木)10:19:30 No.1403424664そうだねx6
唐突な昔話にあちしは…読んだ
引用元: undefined
